2020.03.09

着ぐるみの製作について 製作を始めてから 3

日常ブログ

こんにちは~

 

エライことになってますね。

世界中がパニックになってるところを、リアルタイムで見ている感覚。

あまり実感のない、斜め上から見ている感じ。

 

今のところ今月の現場がほぼ中止になり、困ったとは思っていますが、さりとて自分たちではどうしようもない状態ですね。

なるようになると思ってなけりゃ、やっちゃいらんねえっす。

 

 

で、今日は先日の続き。

素体の成形が終わった状態より。

 

成型が終わった着ぐるみのパーツに、それぞれ表面生地を貼ったり、縫ったりしていきます。

①と②で作成した頭部パーツ表面に、ボア生地を貼っていきます。

ボア生地でなく、厚みのない生地(合皮や帆布みないな生地)の場合は、生地の下に薄いウレタンを下地として貼ることがあります。

曲面に平面の生地を貼る作業。

字面だけであれば簡単に思えるでしょうが、これむっちゃ難しい。

何度も作業を見ていますが、まあなんてゆうか、全くわかりゃしません。

職人曰く、手の感覚のみ、とのこと。

やってみなけりゃわからん、ってことですね。

視界部は生地を抜き、頭部下部で生地を集約し、固定する。

という感じ。

 

③の胴体パーツにあわせて洋服や身体を作成します。

洋服はイメージに合わせた質感、色で生地を選択し縫製。

立体裁断の場合も型紙をおこす場合もあります。

できあがったものと③で出来上がってるパーツをとりつけ。

取付方法は各々のきぐるみによって違いますが、サイズをぴったりに製作し、取り外しができるうえで簡単にははずれない、という方法をとることが多いです。

 

④と⑤のパーツについては、仕様で取り決めた内容に沿って製作します。

着ぐるみには色んな種類、いろんな仕様があるので、カンタンに記載するとその着ぐるみにあった方法で、となります。

カバンであればウレタン等で成形し、カバンの中でも通学カバンがイメージなら合皮を表面に使用します。

トートバッグがイメージなら帆布なんかを使用することが多いです。

靴もスニーカーがイメージなら靴底や靴ひもを設置し、側面にマークや模様を入れたりしますね。

しかし靴に関しては合皮ではなくボア生地をお勧めします。

なぜかというと靴は一番汚れたり、濡れたりするパーツ。

合皮は表面をコーティングしているので、キズ汚れや水濡れに弱い特性があります。

その点ボア生地は汚れても濡れても、ある程度タオルなんかで拭くだけで汚れが取れてくれます。

汚れがひどい場合でも、水洗いにも強いのでお勧めの素材です。

 

 

とすべてのパーツを仕上げ、一度仮着用します。

仮着用する場合は、設定身長に近い人間が入り、全体の着用感やバランスを見ます。

仕様上どうしようもない部分は別にして、三面図と照らし合わせて修正をかけたほうが良いところがある場合は、修正をしていきます。

 

その修正が終わり完成となりますが、完成写真の撮影と併せて着ぐるみごとの、着用手順と注意事項を作成し全ての作業が終了。

その着ぐるみに合わせて作成した専用箱に入れ、近隣の場所であれば説明もかねて納品に、弊社スタッフがお伺いします。

遠方の場合は路線便(エスラインやJITBOX便が多い)で納品となることが多いですね。

※別途料金になりますが、弊社スタッフが納品に行くことも可能です。

 

 

以上が2回に分けてお伝えする着ぐるみの製作について。

エアータイプも合わせたら3回かかっています。

それもダラダラと駄文の長文で読みにくいと思います。

思いつくまま(適当に)書いてるので、前後がおかしかったり、なんか辻褄が合わないなあってこともあるかもしれませんが、大まかにはこんな感じでしょ、って軽い気持ちで読んでくださいませ。

 

 

現在17:30。

本日朝からの電話本数 12本。(そのうち1本は会長より)

メールはぼちぼち頂いておりますが、ヒマです。

 

オープンスペースでのイベント復活を大いに望み、本日の営業を終了させて頂きます。

 

そろそろ暗くなってきたお空。

早く家に帰って酒をがぶ飲みして、コロナを消毒することとします。

 

ではまたそのうち~