- 2020.04.06
着ぐるみ
日常ブログ
こんにちは。
さあ明日にも緊急事態宣言が大阪にも出されそうな感じ。
さっさと出してもらって休業に対する補償を必要なところへ、必要な分を拠出して頂けることを切に願っている者よりお伝えいたします。
今日はエアぐるみの製作時に気を付けている部分について。
エアータイプの着ぐるみは、曲線を多用する形状が得意です。
また空気を抜くと収納スペースが、通常の着ぐるみの半分以下になるので、2頭身レベルのキャラクターの再現に強みがあります。
動きにくいですが重量や着用時の負担は、通常の着ぐるみより格段に軽減されます。
着用時の動きがデメリットでしょうか。
通常の着ぐるみよりも、手を振ったりダンスしたりするのに動きがつけにくいと思います。
手を振る、という動作に対して、通常の着ぐるみは着用していないときの2倍くらい大きく動く意識で。
エアータイプは着用していないときの3倍くらい大きく動きつもりでちょうどいい感じです。
まあ動きに関しては慣れの部分が大きいので、慣れてしまえば問題ないと思います。
エアータイプの着ぐるみは頭部から、手先足先までつながっており、内部は一体の空間になっています。
背面(もしくは首部分)に出入り用のファスナーを配置します。
そのファスナーについては壊れないように取付しますが、壊れても問題がないようにファスナー自体を交換できるように製作します。
また手先については、物に触れたり握手したりして一番破損したり、汚れたりする部分です。
そのため手首部分にファスナーやマジックテープを設置し、手首部分の取替ができるようにすることもあります。
足底についてもファスナーとマジックテープで取替できるように製作しています。
手先足先については一番破損したり、破れたり、汚れたりしやすい部分です。
手先のみを修理するのに、全体をお預かりして腕の根元から取り外し、新しく製作した腕を縫製する、なんてことしていたら手間も時間もコストもとてもかかってしまいます。
足先、足底も同じ。
手先足先については、初めから取り外しができるように製作しておけば、もし修理が必要な破損が発生しても、その部分のみの交換で済みます。
弊社で新しく手先部分のみを製作し、その手先部分のみを宅急便等で発送する。
修理に本体の往復送料も不要ですし、予備の手先をはじめに製作しておけば、使用を止めて補修する必要もありません。
また手先が2式ある場合、交互に使用しこまめに洗濯やメンテをして頂ければ、1式で使用して頂くより2倍ではなく3倍、4倍長期間のご使用が可能です。
これは手先だけでなく、足先足底でも同じことです。
故障しやすい、汚れやすい部分に対しては初めから予備を製作することをお勧めしています。
本体と一緒に製作しておけば最初のコストは多少上がりますが、破損してから新しく製作するよりもコストは安価になります。
また予備と交互に使用して頂ければ、その部分の破損や汚れについて1式で使用するよりも、格段に破損したり汚れたりしにくくなります。
また本体は水洗い可能です。
使用する素材は全て検査済み。
色落ちしたり、縮んだりすることがない素材を厳選しております。
やり方さえ間違えなければお客様自身でクリーニングして頂くことも可能です。
洗濯の仕方はご希望であればお知らせも致しますが、注意点やコツもあるので私たちにご依頼頂いたほうが無難かもしれません。
私たちもご依頼頂いてウキウキ。
お客様も安価できれいになってワクワク。
WinWinの関係になりましょうよ、皆さん。
と言いながらも少しでもコストを下げるのなら、お客様ご自身でクリーニングされることをお勧めします。
やってみると案外楽しいですし、きれいになる過程がわかるのでとても充実感を感じます。
覚える愛着もひとしお。
可愛くて可愛くて仕方がなくなるってもんです。
まあ、何が言いたいかってえと、こまめにメンテナンスをすると、長持ちするだけでなくきれいに気持ちよく使用できますよ。
こまめにメンテナンスをすると着ぐるみに対する愛情も、より一層感じられますよってこと。
そのためにメンテナンスをしやすいように、ただかわいく造るだけでなく、お客様の運用面をしっかりと考えて製作する。
可愛く造るだけであれば、まあある程度の会社はできますよね。
しかし製作後の使用時のことも考えて製作するところはそんなにないと自負しております。
今日もお空はキレイに晴れてます。
コロナウイルスなんて全く見えないものに右往左往はこれ以上したくないっすね。
それでは今日はここまで。
また明日よろしくお願いします。