- 2020.04.17
サクラと着ぐるみ
日常ブログ
こんにちは。
いやあ今日はあったかいっすね。
歩いて会社へ来たんですが、清々しい風と穏やかな日の光に癒されながら、とても気持ちの良い出社となりました。
サクラもソメイヨシノはもう葉桜になってきていますが、八重桜がとてもきれいに咲いてます。
出社するのに使っている道には、ソメイヨシノだけじゃなく八重桜やその他の桜も植えられており、約1カ月ちょいは色んな桜を愛でながら楽しんで歩けます。
おっさんになってもキレイなものはキレイと感じる心が残っているんだなあと、今年はしみじみ思いにふけっておりました。
今日は着ぐるみの備品の製作について。
着ぐるみを製作するにあたって、基となるキャラクターがあってそのキャラクターの形状に沿って製作します。
あとそのキャラクターの
・胴体部
服を着ている場合、和装(着物・浴衣・作務衣等々)もあれば、Tシャツ、スーツ、ワンピース、サロペットなどいろんなタイプがあります。
服を着ていない場合、腹部の色が変わっているのか、全体が同色なのか、手先足先の色が違うのか、などなど。
・頭部
帽子やメガネ、ヘッドホン、眼帯など。
・脚
靴を履いているのか素足なのか、靴でも革靴やブーツ、スニーカー、草履、サンダルなどなど。
・手
手袋をつけているのか素手なのか。
素手の場合でも手先だけ色を切り替えるのか、など。
・そのほか
アクセサリー(ネックレスやイヤリング、リボン、カチューシャなど)
カバン(ポシェットやリュックサック、たすき掛けのカバンなど)
あとは剣や盾のような武具を持ってたり、魔法の杖みたいなファンタジーな備品であったり、イヌやネコ、鳥なんかのペット的なものであったり。
色々なものがきぐるみには付属していることが多いです。
その備品、付属品についてはその備品のイメージだけでなく、着ぐるみ全体のイメージや雰囲気に沿った製作をする必要があります。
そのためAという着ぐるみとBという着ぐるみの備品に剣があったとしても、形状も違えば素材も違う、全く別の仕様で製作しなければなりません。
Aには硬質ウレタンを芯地に、表面を合皮で覆い製作するという方法。
Bには芯地は同じ硬質ウレタンでも、表面は樹脂素材で覆い塗装する、といった方法。
色々と造り方をかえながら雰囲気に合い、かつクライアントの要望に沿った仕様で製作を進めていきます。
AにもBにも製作後にメリットとデメリットがあります。
それをクライアントに伝えながらどのように進めるかを取り決め、ご要望に沿った内容で製作します。
備品一つとってもたくさんの選択があり、ご希望に沿ってしなければならいことを入念に打ち合わせをする必要があります。
変な話着ぐるみ本体の修正よりも、備品の修正に時間をかけることも多いです。
小さいところまで手を抜かず、しっかりとした完成品にする仕事。
職人の仕事ってそういうもんですよね。
てなとこで今日は終了。
さあこれからは自分のPC内をきれいに整理しようと思います。
ではまたそのうち~