2022.05.27

着ぐるみ屋さんの状況

日常ブログ

こんにちは

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

今日はコロナ禍における着ぐるみ製作の現状と今後というテーマに沿って話を進めて・・・

なんて堅い話ではなく、いまの着ぐるみ屋さんってなにしてんの~!?って感じでざっくばらんに進めたいと思います。

 

正直なところ他社さんの動向なんてもんはわからないんで、フォーカスの現状報告的なもんですけどね。

レンタル着ぐるみはまたの機会に、ということで今回は製作のことで。

 

弊社の創業は1983年。

もうすぐ40年になります。

 

その頃は着ぐるみなんてものに認知度はほぼなく、レンタルをしている業者なんかもほとんどない状況ですね。

ウルトラマンの怪獣であったり、あっちこっち丁稚の犬さんなんかがTVに出てたくらい。

仮面ライダーや戦隊ものヒーローの怪人なんかもそうですよね。

あとは遊園地や某有名ランドのキャラクター。

その後に認知度が上がったのは、さんまのまんまのまんまちゃんですかね。

 

2000年代初めまでは、自治体のちょっとした活動や、企業のキャラクターなんかをちまちまやってるくらいで食えていけるくらいの隙間産業。

全国で専業でやってる会社なんて少ない状況でした。

 

その後すこし世代が飛びますが、そんな一部マニアしか知らない世界から一躍全国区で老若男女に知れ渡ったきっかけが、ゆるキャラブーム。

2007年か2008年ころから、自治体のキャラクターに脚光があてられはじめました。

有名なところで彦根市のひこにゃんから始まり、くまモンもそうですよね、あとせんとくんやばりぃさん、ぐんまちゃん、はばたん、しまねっこなどなど。

フォーカスがある大阪府ですと、もずやんとかはにたんとか、とよのんとか、滝の道ゆずるとか。

 

その次に非公認キャラといわれるような着ぐるみさんが出てきましたよね。

チョー有名なところでいくと、ふなっしーなんかが代表格。

 

あとは企業系のキャラクターがドコドコ造られ、個人の趣味で保有されたり、自分たちで作られたり。

全国各地有象無象・・・は失礼ですね、色んなキャラクターでとても賑わっていたのは5~10年前。

 

ゆるキャラグランプリなんかも開催され、空前絶後の夢の宴。

これはいけるぞとばかりに、全国に着ぐるみ屋さんが雨後の筍のようにでき(といっても他業種から比すると知れたもんですが、もともとのボリュームが小さかったのでね)日本国民総ゆるキャラ世代となっていくのでした。

トップニュースにゆるキャラグランプリの結果が流れ、ワイドショーでは特集が組まれ、ふなっしーなんかがバラエティ番組を賑わし、着ぐるみがプロジェクトXに密着され。

 

いつ果てるともわからない発注に、うはうは。

 

そこからはちょっとずつ下火になってきて、2020年にゆるキャラグランプリも終了。

コロナ禍のなか、ゆるキャラが活躍できる場もなくなり・・・

で、現在に至る。

 

フォーカスの現在はというと落ち着いてきています。

基本は忙しいときが多いですが、レンタル商品をちょっとずつ増やす程度には空きもあります。

 

狂瀾の宴の後。

弊社は幸いなことに補修やクリーニングのメンテナンスも継続的にあり、既存の着ぐるみの再製作もありますし、着ぐるみからエアー着ぐるみへの製作し直しなんかもあるし、当然新しく着ぐるみを製作したいっていう自治体さんや企業さんもおられますし。

今までのお得意先さんに恵まれているのか、新規製作もメンテナンスも今までのクライアントさんにご紹介いただくことが多くなっています。

企業関係はわかるんですけどね、案外自治体さんなんかも横のつながりがあって、他の自治体さんへご紹介してくださいます。

 

うちにしたらブームが去って昔の状態に戻ったって感覚です。

することは変わらないんでね。

とりあえずやることやって今まで通りに仕事していきます。

 

 

てなところで今日は終了。

日に日に暑くなってきています。

皆様におかれましては体調にお気を付け遊ばしてくださいませ。

 

家までの帰り道にビールを飲み飲み帰るのが楽しみな者よりお伝えいたしました。

 

ではまたそのうち~