2022.12.26

着ぐるみの暑さ対策について

日常ブログ

こんにちは着ぐるみ製作です。

今回は着ぐるみの暑さ対策についてお話したいと思います。

着ぐるみといえば暑くて通気が悪いと思われがちですが

実際はというと確かに暑くて通気は悪いです。

発砲スチロールやウレタンなどに生地を貼り付けているわけで

ほとんど通気がない密閉空間となっております。

夏場は内部の温度はすさまじいものになり着用者の負担を軽減するため

必然的に運営時間が短くなります。

ここまで着ぐるみの通気におけるデメリットばかり羅列しましたが

たくさんの着ぐるみ製作会社があって皆それぞれに暑さや通気の悪さに対して

対策を講じています。以下、弊社における暑さ対策です。

 

①換気ファンをつける

着ぐるみ(エアー着ぐるみを含まない)の頭頂部や目立たない場所に

電池で動く小型のファンをつけます。

換気ファンは稼働している間は空気が流れ続け、内部の空気が入れ替わる仕組みです。

職人さんの着ている空調服と同じですね。

換気ファンを取り付けてほしいという注文も多く、施工後はかなり喜ばれることもあります。

 

②内部に小型の扇風機をつける

着ぐるみの内部に電池で動く小型の扇風機をつけます。

換気ファンとよく似ていますが、こちらは着ぐるみ内部で回り続ける扇風機で

内部に設置するための空間が必要となります。

また内部の空気で回し続けるため、効果は微妙です。

↑なら載せるなよってはなしです

 

③エアー着ぐるみにする

着ぐるみのタイプ自体が変わってしまいますがこれが一番効果的かもしれません。

常に外部から空気を取り込み続け形作られるため、内部に空気がこもりません。

素材自体も生地のみで製作されており非常に軽量、内部空間も広く中で水分補給をすることも可能です。

一から着ぐるみの製作を行うことになるので、これから着ぐるみを新しく作る人にはお勧めですね。

 

④着用者の装備

これは製作とはあまり関係ありませんが着用者の装備も時代とともに変わりつつあります。

まずは冷却ベスト。これは夏場は必須ですね。メッシュで出来た薄めのベストに

前面背面にポケットがついていてそこに冷え冷えのアイスノンをいれたりします。

最近発売されたもので言うとSONYさんから発売されたレオンポケットが優秀です。

ウェアラブルサーモデバイスと言われるもので本体は薄く小型で、

スイッチを入れると本体が冷えはじめる仕組みになっています。

首の後ろあたり直接肌にあてて使うので私はけっこう涼しく感じました。

 

以上、いくつか対策をあげましたが、どんなに対策をねっても着ぐるみは基本暑いです。

上記の対策プラス使用する時間帯や運営時間なんかも考慮して安全に着ぐるみを使用しましょう。

ではでは~。